玄米

玄米を12~15時間水につけた後ざるに移しポリ袋をかぶせます。置き場所は直射日光さえ当たらなければ部屋のどこにおいても構いません。 あとは1日に2~3回リンスするだけです。 ボールの中にざるを入れ、水を出しっぱなしにして玄米を手でかきまわしてあげます。

芽が3ミリほどになるまで間のいつ収穫しても構いません。芽が出ていなくても構いませんし、出ても1ミリぐらいのところで収穫した方がおいしいと思います。

【注意】

栽培していますと、だんだん米の表面に縞模様が出てきますが、腐敗ではありません。

かびが生えていたり、傷んでいたりする米粒がだんだん出てきますから、その都度捨てて下さい。

〈炊き方〉

①収穫した玄米は鍋に入れて、玄米の3~5割増しの水を加えます。 炊き方は白米を炊くときと同じ要領です。

②火にかけ中火からやや弱火で10分くらいかけて沸騰させます。

③沸騰したら火を弱めて4~5分沸騰を続け、その後はごく弱火にして30~40分ほど加熱し火を止めます。

④火を止めるときは余分な水分を蒸発させるため5秒程度火を強めます。そして15分程蒸らします。


普通の玄米を炊くとき、鍋を使うと1時間は加熱しないと食べられませんが、1日でも発芽させた玄米ですと白米より少し長い時間で炊けます。圧力鍋を使わずに炊けますし、栄養価の面でも消化の面でも変化が起こっているのです。

従来の玄米はこなれが悪いため、消化吸収に時間がかかり、胃腸の弱い人には負担がかかりますが、もやしにした玄米ですと、非情に消化がよくなりますから、誰でも食べられるようになります。そしてビタミン、ミネラルが増え栄養価も高まります。

わずかの時間でも炊く前までざるに移しておくと違います。この場合は水加減を多少増やして下さい。なお、鍋は多層構造鍋がすすめられます。また、玄米の中に殻つききびや麦、とうもろこしを少量最初から加えて一緒にざる栽培して炊くこともできます。きびの殻むきを使う場合は炊く直前に加えます。

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