たっぷり水を入れたビン又はボールの中に種を5~8時間つけます。
種の量は20cmぐらいのざるに対して大さじ2杯が適当です。夜寝るときにつけておけば朝ちょうどよい時間になっています。
つけておいた水は沸かしてアルファルファ茶として飲んでも良く、また植木の潅水用としても利用できます。
水につけた種はざるにあけ、底を平らにならし、よく水を切ってからポリ袋をかぶせます。
種がざるの底で片寄ってしまったら、水を張ったボールの中でざるを動かすと平らになります。
ポリ袋は温室を作るためのものです。また種が乾燥するのを守ってくれるなど大切な役割があります。
自分で立つだけのかたさのあるポリ袋でないと上手くいきません。弊社ではざる栽培に適したかたさと大きさにして通気性をよくする穴をあけたポリ袋を販売しています。
ポリ袋をかぶせる前によく水を切って下さい。
よく水を切らないと夏期はとくに腐敗の原因になります。
手でざるを斜めに持っているだけですぐ水が切れますが、水切りの上にのせておいてもいいです。タオルを底に当てても早く水が切れます。
よく水を切ったざるは、ボールのような器の上にのせておくとよいでしょう。器にのせる場合、ざるがすっぽり入ってしまいますと、むれてカビが発生しやすくなります。ざるの底がちょこんとのる直径15cm程度のものが望ましい大きさです。
ポリ袋の頭は中から手で左右に広げて平らにしておく方が安定します。内側についた水蒸気は拭き取って下さい。
1日2~3回リンス(水洗い)してください。
リンスするだけで、どんどん成長していきます。リンスの回数が多いほうが多少成長が早くなります。
リンスの方法は水を入れたボールの中にざるをつけてすぐ出すだけです。
根が張る前は種が動きますので、その期間は種が一ヶ所にかたよらないよう、ざるの底に均一にひろげてやってください。
水の中でざるを動かすと種が動きますので、かんたんに調節できます。
水につけた時、ざるの中のもやしが浮かんでしまうようなら、手でもやしを押さえください。すると早く水につかり、もやしがばらばらにならないですみます。
だんだん成長していくと根がざるについて動かせなくなり、それからは垂直に上に向かって伸びていきます。
室温が20度ぐらいあれば、5日目ぐらいから殻がとれ二葉が開いてきます。この様な時期は、たっぷり水を入れたボールの中にざるを沈め、水道の水は流したままにしてリンスします。
すると殻が浮いてきますので、自然に浮いてきた殻は流して下さい。
大部分のもやしの二葉がでて殻がとれかかってきましたら、二葉の表面を水の中でやさしく手でなでると殻がはずれやすくなります。
しかし、それ以外のときには決して手でもやしをいじらないで下さい。
立つはずのもやしが手でかきまわしたりしますと上を向いて立ってこなくなり失敗の原因になります。
台所の流しにシャワーがついていましたら、殻がはずれる頃のもやしのリンスにシャワーを利用することが出来ます。
水を入れたボールの中にざるを沈めてからシャワーをかけると、殻がとれやすくなります。
このようにリンス毎に殻を取り除くことができるのは、ざる栽培ならではで、もやしを清潔に保てるゆえんです。
リンスし、よく水を切った後は、必ずポリ袋ををかぶせておきましょう。特に二葉が開く前は、半日でもかけないでおくと乾燥しすぎてしまい、もやしは生きていけなくなります。
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