土栽培法

ひまわりの種(殻つき)、かぼちゃの種、麦類(苗のジュース用)は土で栽培します。

そばは、ざるでも土でも栽培できます。

つくるのはかんたんで、プランターに種を蒔いておけばよいのです。もやしではありませんから、直射日光が当たっても構いません。ただ、まく前に種を10~12時間水につけておきます。

プランターでなくても植木鉢や、浅底の木箱や果物の入っていたプラスチックの容器なども利用できます。

土は培養土を使用し、4~5センチ程敷きます。かぼちゃやひまわりでしたら、3センチ程度でも大丈夫です。土はふるいにかけて、大きな粒を除いておくと栽培が楽に出来ます。

プランターや植木鉢は、水はけができますが、他の容器ですと水はけができないので、プラスチックでしたら底にナイフで数本切れ込みを入れておくとよいでしょう。プラスチックの容器は土に水がしみ込んでいく具合が外から見えるので大変便利です。

種は重ならない程度に一面にまき、土を少しかけておきます。適温は15~27度くらいまで。

暑い時や室温のなかではぐんぐん育ちますが、むしろ20度前後の気温で自然に育ったものの方が栄養的にすぐれています。

気温が低い時は室内で育てます。潅水は1日1回で大丈夫ですが、室内で栽培する時にスプレーを使うようでしたら1日数回は必要でしょう。

ひまわり、かぼちゃ、そばは自然に殻がはずれ、二葉が左右に開いたら根本をハサミで切って生で食べます。ひまわりは多価不飽和脂肪酸の含有量が多く、栄養的価値が極めて高いので、サラダやサンドイッチ、味噌汁などに加えて召し上がって下さい。

かぼちゃの種はかぼちゃを料理する時、棄てずに洗ってよく乾燥させておけば、いつでもまいて発芽させられます。かぼちゃの種も栄養価が高く、亜鉛が多量にふくまれています。

しかし、このスプラウト(発芽した状態のもの)の味は非常に強烈で苦みも強く、ひまわりのスプラウト程おいしいとはいえません。

気温が高いと成長が早く長さも長くなりますので、収穫の目安はどの種も殻が外れ二葉が開いたころとしてください。それ以上成長させると本葉が出てきてしまい、かえって栄養価が下がりますし、味も落ちます。

麦のジュース

本葉が出る前に収穫して、冷蔵庫で保存しておけば、3,4日は新鮮な状態が保たれます。

小麦、ライ麦、オート(カラス麦)は15~30日程栽培したものを一人1回ひとつかみの見当で、ミキサーにかけてそのジュースを飲みます。

ジューサーでも構いませんが、麦の苗用のジューサーは日本で発売されていません。今お持ちのジューサーですと、まだ苗にジュースが残っているうちに作動が終わってしまします。ですからブレンダーやミキサーに水を少量加えてつくるほうをおすすめします。

このジュースは意外に飲みやすくておいしいため、たいていの人が10日目くらいで待ちきれなくなって飲んでしまいます。栄養がピークになる30日目にくらべると10日目では5分の1くらいの栄養しかないのですから、なくならないよう何箱も日をずらして苗を育てておくと理想的です。

また、15日位たつと最初に出た葉だけが茶色になってきますが、次に出た葉がぐんぐん伸びてきますから心配は要りません。

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